声楽や合唱指導をしていると、
どうしても
「音が取れな~い」
と悩んでらっしゃる方とお会いします。
そのお気持ち、
最近になって分かるようになりました。(笑)
私は、昔から音を聴きとる事に関してだけは、
自信があって、
ソルフェージュはいつも満点近く
何なら先生と「この問題ならどうだ!」くらいの
静かなる駆け引きをするくらいでしたから。←嫌な生徒(笑)
でも、大人になって合唱を始めて、
ん?音が取れない・・・と悩む時期がありました。
基本的な音程は取れているのですが、
ハーモニーが生まれないというか、
生まれているんだけど何かずれている。
という感覚で、どうにも気持ち悪い経験を多々しました。
何故だろう・・・と考えた末行きついた答えが
これでした。
固定ドと移動ドの問題。
固定ドというのは、実音で聴こえてくること。
ドは「ド」だし、レは「レ」という風に、
鍵盤で押さえた音が
そのまま聴こえてくることです。
移動ドというのは、
「ド」がいろいろな所へ移動する事で、
例えば、実音で
「ソ-ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ♯-ソ」と
ト長調の音階を奏でた時に
「ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-ド」と聴こえる事。
この場合、
実音ソは「ド」、実音ラは「レ」と
聴こえているのです。
これは私の耳になかった聴き方で、
もちろん、固定ドの私には、
ばっちり実音で、
「ソ-ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ♯-ソ」と聴こえてきます。
でもね、
この聴こえ方の差こそが、
良いハーモニーが作れない・・・
の原因だったんです。
歌を歌う時は、圧倒的に移動ドで取った方が
音程は正しくなり、
歌う方も歌いやすくなります。
バリバリ固定ドの私には
この作業は本当に大変で、きつい・・・
けれど、一度でもきちんと移動ド確認して、
それから皆と合わせると本当に綺麗なハーモニーが
作れたから不思議なんです。
何故移動ドの方が音が取りやすいかは、
無意識のうちに出来ている事なので
気付きにくいのですが、
ちゃんと理論として裏付けもあります。
それはまた別の機会でお話ししましょう^^
まずは、自分が固定ドの耳を持っているのか
移動ドの耳を持っているのかを知るところから。
一番いいのは、固定ドでありながら
移動ドを理解して応用できること、かな。
これは私の経験上のお話です。
音が取れない箇所は
ぜひ移動ドで取り直してみてください^^
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