お月謝のマナー
ピアノを習い始めたけど、
もしくは、習おうと思っているけど、
お月謝ってどうやって支払うの?
どうするのがマナーなの?
と疑問に思われる方も少なくありません。
今回は、
私がこれまでに実践してきたお月謝のマナーについて
まとめてお伝えさせていただきます。
今では振込の形態を取っているお教室もありますが、
個人のお教室では、まだまだ
お月謝袋にレッスン代を入れて渡す方法が主流です。
そこで!
気を付けるポイントは、ズバリ2点!!
一つ目はお札の向き。
封筒には表裏ありますが、
お金にも表裏があります。
封筒の表にお札の表がくるように
入れるのが正しいマナーです。
お札の表とはお顔がある方です。
封筒の表にお札の裏がくるように入れてしまうと、
それは御香典などの、
ご不幸があった時の入れ方で失礼にあたります。
逆に、御祝儀などのお祝い事の時などは
御祝儀袋の表にお札の表がくるように
入れますよね?
お月謝袋に入れる時も同じ考えです。
2つ目は、新札を入れること。
(折れてシワになってないお札でも可)
これは相手への敬意を表します。
想像してみてください。
あなたが誰かからお金をいただく機会があったとして、
くしゃくしゃのお札をいただいて嬉しいですか?
ピシっと揃っているお札をいただいた方が
気持ちよいですよね。
相手に喜ばれるような心遣いが出来ると、
良いかと思います。
以上2点が、お月謝のマナーです。
ちなみに、お月謝ではなく1レッスン制で、
レッスンの度にレッスン料をお渡しする場合は、
縦長の封筒の表に「のし」のイメージで、
【御礼 名前】を書くのが礼儀正しい方法です。
ですが、ここでまとめたモノは、
どうしてもそうでなければならない
という訳ではありません。
あくまで相手を尊敬する気持ちの問題です。
ただ、音楽業界の常識として定着していると
考えていただいて間違いはないと思いますので、
実践していただいて損はないと思います。
当教室の場合、
生徒さん方へ「そうしてください」とはあえて言いませんが、
お月謝のことについて、
ご質問されたらお答えさせていただいていますので、
2点とも実践されてる方は
もちろんいらっしゃいます。
お月謝のマナーうんぬんで
レッスンの質を変えるなんてことは
私は絶対にいたしませんが、
その意識の持ち様が、
技術の習得に違いを生むというのは
多かれ少なかれあるようには感じています。
相手に失礼のないように
大切なお金を気持ちよくお届けするためにも
ぜひ実践してみてください。
そして、楽しい音楽ライフを送って下さいね。
私は、そうやってお月謝をいただけると、
背筋がシャンとするような気分で嬉しいし気持ちがいいので、
自分がお世話になっている先生方へ
謝礼をお渡しする時や、人にお金をお渡しする時は、
自分自身の背筋を正す意味も含めて
必ず2点守っています。
ご参考になさってみてください。